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空手の奥行き 岸信行の突き           不動武

 私(不動武)が6年ほど前に、岸道場を訪問させて頂いた時のことである。
私は極々、極々、軽くであるが、岸信行先生の正拳を胸に受けたことがある。
顎の下、胸の繋ぎ目の骨である。
予想していた衝撃とは全く異質であった。
ドンッとか、バキッという衝撃ではなく、千枚通しかキリか木綿針でブスとかプスッとか、いう感じて強烈に痛かった。
刺されたという感じであった。
それまでのフルコンタクトの組手で一度も経験のない痛みだった。
私がそのことを岸先生に話すと、
岸先生は
「空手の突きは、針で突く、の突きだ。
今まで、あなたが体験してきたのは、突きではなく、叩くだ。」
という話だった。
岸先生の巻き藁突きを見ていると、確かに、当てているのは、拳頭の針のような一点である。
岸先生が第一回世界大会のメンバーに選ばれたのはニューヨークで、この「針の突き」で体重100キロを越える強豪を床に沈めたからである。
確かに針で刺される痛みに体の大小は関係ない。
私がただ一度、突かれたその部分は、ボールペンで点を着けたように赤紫になり、一週間ぐらい変色を続けながら、ズキズキうずいた。
確かに、「小よく大を征す」という空手はあるのだと思った。

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